ミヤマフロック MVシリーズ
カスタマイズで、難処理排水でも優れた脱水効果を発揮
油脂分が多い、嫌気化しているなど従来の高分子凝集剤では脱水の難しいスラリー汚泥で効果を発揮するミヤマフロックMVシリーズ。フロック強度が強く、ベタ付きのない理想的な凝集を実現します。もちろんお客様の排水性状を詳細に分析した上でベストのブレンドもご提案させていただきます。
メリット
1.脱水機を選ばない、フレキシブルな特性。
2.低pHで油脂が多い等、通常では改善の難しい排水にも効果を発揮します。
3.SS回収率の大幅アップ。
4.脱水汚泥含水率大幅削減で廃棄物を減量。
5.排水工程における作業効率の向上
MVシリーズ使用例
排水の発生:蒸煮工程、油揚工程
使用目的:汚泥含水率低下、汚泥量削減、SS回収率向上
従来高分子 |
ミヤマ選定高分子 |
|
---|---|---|
脱水汚泥含水率 |
82% |
62% |
SS回収率 |
48% |
96% |
脱水機稼動時間 |
24時間フル |
10時間 |
脱水汚泥発生量 |
171t/月 |
71t/月(-100t/月) |
脱水汚泥処分費 |
324.9万円/月 |
134.9万円/月 |
コストダウン |
— |
190万円/月 |
従来ケーキの含水率が82%で泥状だったものが、含水率62%の固形状に。SSリークもほとんどなく、脱水機稼働時間も大幅に短縮。
ミヤマフロック カチオン・両性シリーズ
常に変化する有機排水も1種類のフロックで対応、安定凝集が可能に。
生物処理を基本とする有機性排水では季節による水温変化などにより安定処理は困難でした。ミヤマのカチオン・両性シリーズは、排水性状の変化に対応する有効範囲の広さを活かして、通年同じ凝集剤での対応をご提案します。
メリット
1.排水性状の変化に対応する幅が広いため、通年同じ凝集剤が使用可能。管理労力を大幅に軽減します。
2.脱水汚泥発生量を削減。
3.添加量削減による処理コストの低減。
カチオン・両性シリーズ使用例
【某製紙工場様】
使用箇所:脱水設備、SSの沈殿・加圧浮上設備、白水回収処理設備
使用目的:脱水汚泥削減、省力化
カチオン・両性シリーズによる効果:従来、年3回程度の凝集剤見直しが必要であったが、ミヤマフロックに切り替えた後は、各使用箇所で、年間を通じて1種類の凝集剤で対応。管理労力と経費を節減した。
ミヤマフロックMLシリーズ
無機凝集剤の添加量を減らし、汚泥の発生量を削減。
ML-600シリーズは捕集能力が高く、無機凝集剤の添加を低減し、安定凝集することができます。
メリット
1.塩鉄、消石灰などの添加を減らしても安定的な凝集を維持。
2.発生汚泥を大幅に削減します。
3.多額な設備投資を必要としません。
MLシリーズ使用例
【某電気工業様】
排水の種類:酸系、有機アルカリ系、濃厚シアン化銅メッキ系(錯化剤多量混入)、樹脂再生系混液廃液
使用目的:汚泥削減