コミスジ
Neptis sappho intermedia/タテハチョウ科
● 幼虫の食草・食樹:クズ、フジ、ニセアカシアなど
● 花伝舎で観察できる時期:5月~9月(年2~3回発生)
● 花伝舎で観察できる場所:全域
黒褐色に白い三本のすじが入ったミスジチョウの仲間は信州ではホシミスジを含めて4種類おり、大きさと一番上の白い線の形で区別できます。その中で一番小さく普通に観察できるのがコミスジで、日本には北海道の「N.s.yessonensis」と本州以南の「N.s.intermedia」の2亜種が分布しています。林縁部をゆっくりと滑空するように飛んでいるので静かに待っていると葉にとまってはねを広げて格好のモデルになってくれます。ちなみに種名の「sappho」は古代ギリシアの女流詩人サッフォーが由来です。