クジャクチョウ
Inachis io/タテハチョウ科
● 幼虫の食草・食樹:カラハナソウ、ホソバイラクサなど
● 花伝舎で観察できる時期:4月~9月
● 花伝舎で観察できる場所:山野草の庭以外、アザミやヒヨドリソウに よく訪れる
深紅のはねに目玉模様が美しい信州の草原を代表するチョウ。学名はギリシア神話に出てくる美しい女神官で、白い牛に変身させられたイナキス王(Inachis)の娘イオ(io)にちなんでいます。ユーラシア大陸の温帯、亜寒帯域に広く分布しており、日本のクジャクチョウには「geisha」(芸者)という亜種※名がついています。4月ごろに越冬明けの成虫が出現、その後、夏と秋に2回成虫が現れます。
※亜種とは、別の種として分けるほどではないが、生息する地域によって大きさや形等に違いがあるものを区別するため「種」をさらに細かく分けたカテゴリーのこと。