2008.10.11
特殊性状リサイクルのパイオニア
~「メタルリサイクルマンスリー」9月1日号より抜粋~
弊社営業担当よりご案内しておりますように、ミヤマは長年、特殊性状物のリサイクルを手がけています。今回は、業界紙「メタル・リサイクル・マンスリー」9月1日号にて掲載いただきました弊社のリサイクル事業に関する弊社取締役環境リサイクル事業部事業部長櫻井英明へのインタビュー記事を、一部抜粋の形でご紹介します。(協力:日刊市況通信社 棚町裕次様)
ミヤマのリサイクルはきわめて幅広い。あらゆる部品産業で確実に後処理が必要な各種金属の廃液、汚泥、スラッジなど特殊性状のものから、一般的な鉄、非鉄スクラップ、さらには電池(鉛、ニッケル水素、リチウムイオン、ニッカド、酸化銀)、プリント基板、セラミックコンデンサー、半導体材料端材、切削屑(ダライ粉)など固形スクラップの扱いにも力を入れている。ミヤマが廃液リサイクルを始めて34年、いつしか処理品目は増えていった、と櫻井氏は話すが、その裏側にはたゆまぬ技術研鑽の積み重ねがある。
基本的に彼らが扱うものは液状、スラリー状のものが多い。最近は固形物のスクラップの扱いも増えているが、ベースは特殊性状の処理である。ミヤマはこうしたものの適正処理とリサイクルを同時に行うラインを各工場に擁している。金属元素の種類や組合せを工夫することで、再び原材料として活用できる形態までリサイクルする。それがミヤマが考えるリサイクルの在り方だ。
さらにただ単に原料として回収するだけではなく、得た金属を「売り物」にするためには、向け先によってどのような化合物形態が良いのか、禁忌物は何なのか?ということも把握し、組成を制御していく。それら技術研鑽によって彼らが回収した各メタルの販売先は広がり、受け入れる間口も広がってきたのである。
ミヤマの廃液リサイクルの特徴は、ミヤマのリサイクルテーマでもある「廃棄物」という常識を否定し、「有用な資源を含んだ副産物」として捉え、培ってきた環境技術、化学工業技術を総合的に結び合わせてきたことがある。
2000年以前、つまり国が大々的に循環型社会を提唱する以前からミヤマは特殊性状のリサイクルを手がけてきた。長年の実績とたゆまぬ努力が信頼につながり、この特殊性状リサイクル分野ではミヤマが揺るぎない地位を確保している。
ご紹介いただきました通り、ミヤマでは、多様な性状のリサイクルにより、資源の有効活用に向けた様々なご提案を行っています。
ミヤマのリサイクルに対する考え方、処理可能な品目については、以下のようなカタログも用意しています。弊社営業担当もしくは下記までお申し付けください。
環境整備事業部
TEL:026-285-4183 E-Mail:kansei@miyama.net
※掲載内容は発行時点のものです。最新情報についてはお問い合わせください。