2000.09.25
地下水浄化、排水・廃液処理装置『フォーサイトUV』
2000年9月25日 ミヤマ株式会社(長野市 代表取締役 南 栄嗣)は、UV(紫外線)と酸化剤、鉄触媒の組み合わせによる強力な酸化力で有機物を分解・無害化し、廃棄物もほとんど出さない地下水浄化及び排水・廃液処理を可能とした『フォーサイトUV』を開発いたしました。 従来の地下水浄化・排水・廃液処理技術としては、活性炭処理法やUV・酸化剤・オゾン等を組み合わせた促進酸化法、鉄錯塩を用いたフェントン法がありますが、活性炭処理法は廃棄物の大量発生、促進酸化法は装置が大型でイニシャル及びランニングコストが高価、フェントン法は、スラッジの発生量が多く反応の制御が難しい等の欠点があります。 これに対し、フォーサイトUVは、特殊な鉄触媒(特許申請中)により、鉄濃度の制御が格段に容易に行えるようになり、大幅なコストダウンを達成いたしました。なお、本装置におけるUVシステム(特許申請中)につきましては、紫外線殺菌装置大手の千代田工販株式会社より技術協力を得ております。 上記システムにより、促進酸化が極めて効率的に進み、スラッジの発生も最小限に抑えることが可能となりました。また、紫外線・酸化剤・鉄触媒による酸化力が強力であることから、今後は、ダイオキシン類等の難分解性物質の処理装置としての提案も予定しております。 フォーサイトUVの処理対象は以下の通りです。 ①地下水中の有機塩素系溶剤の処理 また、使用用途は以下の通りです。 弊社では、地下水処理・染色排水・メッキ業・COD対策が必要な企業をターゲットに、年間50システム、7億5000万円の売上げを見込んでおります。 |