第06話:森は、光の窓。
森は、光がいろいろに見える窓。
枝や葉、樹々の間からさし込む光は、
平野では見えない形であり、方向性があり、そして時間の流れの中で
生き物のように変化する。
朝霧をさいて斜めに森に割って入る朝の光。
天上から降る光のシャワーのように頭上からさし込む昼の光。
徐々に赤みを増してゆく夕暮れの光。
シルエットの樹々にさし込む神秘な蒼い月光。
夏の森に入ったら、上を向いて歩こう。
森には、いろいろな葉の種類があり、
それぞれの葉の性質の違いによって、
光の透かし方や反射の仕方が異なる。
そして樹と樹とは、お互いに半分ぶつかりあいながらも、
上手に棲み分けて、太陽の光を無駄なく分け合っているのだという。
森林浴をしながら森の散歩にでかけませんか。
素敵な光のアートに出会えます。