第16話:森は、話している。
動物には周りと触れ合うための五感があり、
意志を伝える言葉や泣き声を持っています。
根を張ったら動けない植物はどう意志を伝えているのでしょうか。
周りと触れ合うために、動物以上に発達しているのかもしれません。
最近の研究によると、植物は他感物質のような
揮発性物質を放出して意志を伝えている。
例えば害虫に食べられたポプラは、
周りの植物に警戒信号を出し話しているらしい。
また植物の葉に特殊な装置を取りつけて炭酸ガスを流し、
反応を調べたところ、多くの植物に顕著な反応がみられ、
動物の鼻に相当する嗅覚があるらしい。
そして香りを識別しているらしいこともわかっています。
このほか音楽を聴かせると成長が良いなど、
植物は、意外と人間によく似た機能を持っているのかもしれません。