第11話:森は、地球の温暖化を救う。
地球の温暖化が進むと海面の上昇や陸地の砂漠化、
気候の変化、そして人間の健康をも脅かすといわれています。
温暖化は、炭酸ガスの増加が原因。
炭酸ガスは本来地球からの放熱を遮断し、温室効果によって
地球の温度調節の役割を果たしています。
しかし、近代文明の発展とともに石油や石炭などの
化石燃料の消費の増加によって炭酸ガス濃度が上がり、
それにつれて地表温度が上昇します。
温暖化防止には、炭酸ガスの放出を抑えるとともに、
減少させることが必要。
そこで森に大きな期待が寄せられています。
森の樹木は光合成によって炭酸ガスの炭素を
有機物に変えて幹に貯蔵し、酸素を放出。
大気中の炭酸ガス濃度を引き下げる働きをしています。
森は地球環境にとって不可欠な役割を果たしているのです。