ピジョンポスト60号掲載
ブリ
ブリは代表的な出世魚ですが、地方により呼び名が違い、関東では(ワカシ<イナダ<ワラサ<ブリ)、関西では(ツバス<ハマチ<メバル<ブリ)と体長により名前が変わります。出世魚であることから、縁起物として正月料理に欠かせないものであり、東日本の塩ザケに対し、西日本では塩ブリが用いられることが多いようです。その境界線は一説にはフォッサマグナに二分される西南と東北の文化に重なるともいわれています。ブリはタンパク質・ミネラル・ビタミン・EPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)をバランスよく含み、特に体内でのカルシウムの有効活用に長けたビタミンDが豊富です。