ピジョンポスト56号掲載
独活(うど)
日本の初春を味わうといえば独活。全国各地に自生し、古代から食されてきました。名前の由来は、風のないのに動くように見えるので「うごく」と呼ばれ、次第に「うど」になったといわれ、漢字の「独活」も「独りで活動する」ということからきています。漢方薬にも使われる独活は水分が多く、主成分は炭水化物。カリウムも豊富に含まれるため、血圧を下げてくれる効果があります。マグネシウム・カルシウム・ビタミンC・食物繊維も含み、低カロリーでダイエット食としても注目をあつめています。鮮烈な香りはジテルペンです。
自律神経を調整し、体調・気分を良くする作用があります。独活ならではの香りが春の訪れを感じさせてくれます。