ピジョンポスト 52号掲載
わらび
『岩走る垂水(たるみ)の上の早蕨(さわらび)の萌え出づる春になりにけるかも』と万葉集にも詠われ、その渦巻状の先端は、 古墳から出土する土器や鏡の文様にも見ることができるほど、昔から馴染み深い山菜、わらび。 ビタミンB2を多く含み、過酸化脂肪をでき難くするため、動脈硬化の予防に効果的。 また、豊富な食物繊維は、腸の働きを活発にしてくれます。
乾燥させるとカロチンやビタミンAが10倍になり、カリウムも豊富に含まれるため、 血圧の安定作用もあります。 強いアクがありますが、ひと手間かけるからこそいただける、春の味わい。
いつもよりも訪れの早い今春。 早速わらび狩りに出かけて見ませんか。