ピジョンポスト 42号掲載
たこ
「デビルフィッシュ(悪魔の魚)」という別名を持つタコ。世界各地に生息しているにもかかわらず、くねくねとした姿を嫌うためか、食用としている国は少ないとか。日本では、古くは弥生時代の中ごろから食されていたようで、今では世界の総漁獲量の3分の2を消費していると言われています。
この時期の旬は、「真ダコ」。明石産のものが有名です。良質のたんぱく質が含まれているタコは、意外にも消化が良く、胃腸が弱っているときにもおすすめ。また、細胞の新陳代謝を活性化する亜鉛や肝臓の働きを助けてコレステロールを低下させるタウリンも多く含まれています。
歯ごたえが良く、噛みしめる度に口の中に広がる旨みは、カニ、エビそしてあわびまで餌としているからでしょうか。刺身にたこ飯・・・。いろいろな食べ方がありますが、天ぷらにする際は、一度冷凍してから揚げるととてもやわらかくなります。早速、試してみませんか?