ピジョンポスト 16号掲載
菜の花
奥信濃の千曲川沿いでは4月から5月にかけて、菜の花があたり一面を黄色く染めます。その情景は郷愁を誘います。かつてはなたね油の採取用として多く栽培されていました。
現在でも日本ではなたね油は大豆油に次ぐ生産量を誇っていますが、原料のほとんどを輸入に頼っています。
なたね油は熱や酸化に強く、淡白な風味を持ち、血液中のコレステロールを下げる働きをもつオレイン酸を含んでいます。
また菜の花にはビタミン、カルシウム、鉄分などが多く含まれています。いまやこのなたね油をディーゼルの代替燃料にする時代になったようで、実用化に向けて研究が進められています。
そう思うと、菜の花畑を見てもいままでとは
少し違ったこころもちになりそうですね 。