ピジョンポスト 54号掲載
にんにく
律宗や禅宗では、その修行の場に持ち込む事を禁止されているニンニク。 実は、僧侶が荒行に耐えうる体力を養うために食し、「困難に耐え忍ぶ」という意味の仏教用語「忍辱」からそう呼ばれるようになったとか。
独特なニオイの成分アリシンは、ビタミンB1の吸収を高め、エネルギー産出を助けることで、疲労を回復し、脳を活性化します。また、アリシンを熱するとできるアホエンは、血液をサラサラにする効果もあるとか。栽培の歴史は古く、古代エジプトではピラミッド建設の労働者に強壮剤として使わていたと記録も残っているほどです。
今年は、あの巨大建築を支えたニンニクパワーを上手に取り入れ、夏を元気に過ごしてみませんか。