ピジョンポスト 11号掲載
うなぎ
今年の”土用丑の日”は7月24日。蒲焼のあの香ばしいかおりは食欲をそそりますね。うなぎは栄養価が高く、古来より夏バテによいと知られていました。万葉集に大伴家持の歌が載っています。”夏痩せに吉しと云ふ物ぞむなぎ取り食せ”高タンパク、高カロリーで、まさに夏の強精食です。
薬味の山椒は消化を助ける働きをします。また、各種ビタミンやカルシウム、鉄などが含まれていて、少し食べるだけでたくさんの栄養素がバランスよく取れるのです。 脂肪が多いことを気にするかたがいらっしゃいますが心配ご無用。コレステロールや中性脂肪を下げるEPAやDHAが多く含まれています。うなぎのお刺身がないのはイクシオトキシンという有毒物質が含まれているから。でもこの物質は熱に弱いのでご安心を。