ピジョンポスト 10号掲載
アスパラガス
ヨーロッパの人はアスパラガスが大好き。アスパラガス専用の鍋や皮むき器があり、シーズンになるとレストランにアスパラガスを使った特別メニューが登場します。ただし、日本でよく見かける緑色のアスパラガスではなく、盛り土をして育てられた白くて太いものです。
アスパラガスとオイルやバターは相性がよく、ドイツの家庭ではただ茹でて溶かしバターをかけるだけの場合も多く、これが春の味覚となっているようです。
現在の日本ではアメリカ、フィリピンなどからの輸入物が多く、一年中出回っています。食物繊維や鉄分、各種ビタミン類が豊富で、ガンを予防するカロチンやビタミンB1も含まれています。ドリンク剤によく入っているアスパラギン酸は代謝に重要な役割をはたしますが、最初アスパラガスから発見されたそうです。