大カトーのお気に入り ~アニス~
お菓子に今もよく使われるアニス。紀元前の共和制ローマで活躍した政治家・大カトーに『農業論』という著作があります。この中で彼が紹介しているのが、アニスの種子を使ったワインケーキ。豪華な祝宴料理の消化が良くなるよう配慮したのだとか。天下の弁論家もケーキには目がなかったのでしょう。
セリ科の一年草。種子をアニシードとして香辛料に、葉や果実もハーブとして利用されます。アネトール成分などを含み、消化促進、駆風、去痰、血液循環などに古くから用いられています。
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