深山の宝石 ~まつぶさ~
山の頂から紅葉が下る秋。深山にひっそりと黒紫色の実がなります。マツブサです。松脂の匂いをさせる蔓枝から、ぶどうのように房を垂らすことからこう呼ばれます。茎や葉は薬湯に、実は果実酒として滋養強壮に用いられてきました。その実だけで譲した「まつぶさワイン」は箕輪町の特産です。
マツブサ科の落葉蔓性木本。葉と茎を干したものは生薬名で「松藤」と呼ばれ、神経痛やリュウマチなどに消炎、鎮静効果を発揮します。
« 皇帝を癒したハーブ ~ウォールジャーマンダー~ | とってもハーブな、おしゃれ話トップ | 信長のハーブ ~イブキトラノオ~ »