観察倍率1,000倍のマイマイガの鱗毛
マイマイガの卵 素手で触ると危険なわけとは...?
約10年周期で大発生するといわれるマイマイガの目撃情報が県内でも増加しています。マイマイガは1度に約600個もの卵を塊で産み付けます(卵塊)。建物の外壁などに茶色い泡のような塊が付着しているのを目にした人も多いのではないでしょうか。卵を覆うこの茶色いものは鱗毛と呼ばれ、産み付けた卵を保護する役割があり、拡大すると先端が尖っていることが分かります。鱗毛は飛散しやすく、卵を駆除する際にもゴーグル、手袋、マスクの着用が推奨されているのは尖った鱗毛が目に入ったり、吸い込んでしまうのを防ぐため。ちなみに幼虫にも毒毛があり、成虫の鱗粉も触れるとかゆみを引き起こすことがあるため、常に注意が必要です。