観察倍率5,000倍の芯の断面
夢に向かって 一歩前"芯"
受験シーズン真っ只中。今回は、受験生の皆さんの相棒、シャープペンシルの「芯」の秘密をご紹介します。芯の断面を拡大すると、波状の層になっているのが分かります。これは芯が原料の黒鉛と結合剤である樹脂を練り合わせて作られているため。これを、乾燥・焼成することで樹脂も炭素化され、芯が出来上がりますが、黒鉛と樹脂の配合比率により、芯の強度や書き味を調整しています。ちなみに、紙に文字が書けるのは、芯の粉が少しずつ、繊維の隙間を埋めるためであり、ガラスなどツルツルの表面に文字が書けないのは、この隙間がないためです。頑張る受験生の皆さんに素敵な春が訪れますように!