観察倍率15,000倍のシイタケの胞子
傘に隠れる シイタケの胞子
画像はシイタケの胞子を拡大したもの。胞子は植物でいう種の部分で、風などによって遠くまで拡散させることで、繁殖地を広げます。私たちが普段目にしている「キノコ」部分は胞子を形成するための子実体と呼ばれる器官で、実は地下に隠れている菌糸部分がキノコの本体です。一般にキノコは傘の裏に数億個もの胞子を蓄えますが、ここには飛行機が飛ぶメカニズムと同じ揚力が関係しています。傘が圧力差を生み出し、下から上へと向かう力を利用し胞子を遠くへ飛ばしているのです。私達の生活には、様々な自然の原理が活かされているのですね。HPでは簡単な胞子の観察方法も紹介しています。詳しくは「ミクロ探偵団」で検索を!