観察倍率1,200倍のヒガンバナの花粉
ラグビーとヒガンバナ 共通点は...
日々熱戦が続くラグビーワールドカップ。ラグビーボールのように見えるこの画像はヒガンバナの花粉を拡大したもの。小さなボールの長さは80μm程。実際のラグビーボールは長さ約30cmですので大きさは4千分の1程度となります。
遺伝学的に、有性生殖をする動物の多くは、二倍体ですが日本のヒガンバナは、染色体のセットを三組もつ三倍体なので受粉をしても種が出来ることはありません。そのため実は日本にあるヒガンバナは全て同じ遺伝子を持つクローンなのです。それにも関わらず日本中に分布しているのは株分けによって各地に広められたため。
ヒガンバナもラグビーボールと同じく人の手で運ばれたのですね。