ミヤマ株式会社

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旧ピジョンポスト

ピジョンポスト Vol.47

2006.02.01

アスベスト分析室開設。~高精度分析でお応えします~

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アスベストは、火山活動によってできる天然の鉱物です。火成岩の一種である超塩基性岩の地殻内マグマの裂け目に水が浸入し、高い圧力による作用で繊維状の結晶として生成します。
人類がアスベストを利用していた歴史は古く、古代エジプトではミイラを包む布に、また、ローマやギリシャでは、ランプの芯として使われていました。

19 世紀末になると、欧米でアスベストの工業利用が始まります。不燃性で耐熱性に優れ、酸やアルカリにも強いこと。また、断熱性や防音性があって電気を絶縁できるなどの特長から「奇跡の鉱物」といわれました。石綿の名の通り、糸に紡いで布として織 こともできるため、様々な工業製品の原料として普及していきました。アスベストの利用形態は数千種にも及ぶといわれています。
極めて安定した特性であるが故に、人体内に取り込まれた場合深刻な健康被害をもたらす可能性のあるアスベスト。ミヤマの環境コンサルティング事業部では、このほどアスベスト分析室を新たに開設。アスベスト分析のニーズにお応えする体制を強化いたしました。営業部部長の山口正博に訊きました。


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-法律の改正や地方自治体での条例の制定など、行政のアスベスト対策が次々に打ち出されていますが、どういった対応をすれば良いのか迷われているお客様も多いようですね。


そうですね。実際、何を調べればよいのか、どこまで調べればよいのか、そしてどんな対策をすれば良いのか、戸惑われているお客様からご相談をいただくことが多いですね。法律の動きからすると、まず、昨年7月に石綿障害予防規則が施行されましたが、この3月1日からは、大気汚染防止法による規制が強化され、分析しなければならない範囲や対象も拡大しています。ご相談いただいたお客様から、状況を伺い、アドバイスをさせていただいています。その上で、分析が必要なものに関して、対応させていただいています。


-昨年夏、大きな社会問題としてアスベストが取り上げられましたが、実際のアスベスト処理と、それに伴う分析はこれからが本番ですね。


戦前から現在までに国内で消費されたアスベストの量は1000万トンにも及ぶ、といわれていますし、アスベストを含有する製品は、建材だけでも4300万トンと膨大です。これらが解体されたり、処理されていく過程で確実な分析を行なっていくこと、これは二次的な健康被害、環境負荷を防ぐ上でも大変重要だと認識しています。特に、アスベストの9割以上を占める建築資材が使われた建築物の解体ピークは2020年ともいわれ、息の長い対応が必要になります。

 

-ミヤマが提供するアスベスト分析の項目は?

 

asubesto_hyo.gif 表のように、吹付け材や建材中のアスベストの有無や含有量の分析、また、環境大気中や室内大気中、あるいは建築物の解体・改修に伴う気中アスベスト濃度測定等、様々な項目に対応しています。分析は、作業環境測定士をはじめとするアスベスト分析の専門スタッフが、公定法に準拠した設備と手法で行ないます。 最近は、検体のサンプリングが難しかったり不安を感じられたりするケースから、サンプリングを含めご依頼いただくケースが多いですね。また、サンプルをお送りいただくだけで速やかに分析結果をご報告することも可能です。ご相談ください。
分析期間については、いずれの分析対象物も短納期でお応えしています。さらに、至急に分析結果が欲しい等のご依頼にお応えする緊急対応も別途行なっています。 現在、建材系以外でご相談いただくことが多いのは、アスベストを断熱材や保温材として組み込んだ機器類・設備類の分析や処理についてですね。こうしたものの分析や処理についてもお受けしていますので、ぜひご相談いただきたいと思います。

ミヤマでは、アスベストの専門スタッフが初期のご相談から、コンサルティング、そして分析まで、親身に対応させていただきます。アスベスト分析に関するお問い合わせ・ご相談は、弊社営業担当、または下記までお気軽にお問い合わせください。

 

環境検査計測事業部
TEL:026-284-5114 E-Mail:kensa@miyama.net


掲載内容は発行時点のものです。最新情報についてはお問い合わせください。

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