2005.12.01
環境省公用車に搭載！ エコドライブナビゲーションシステムMHS-02
チーム・マイナス6％がスタートするなど、地球温暖化防止に向けて、様々な取り組みが実行される中にあって、その中心的役割を担う環境省の公用車に、エコドライブナビゲーションシステムMHS-02が採用、搭載されました。これまでのマニュアル車両専用MHS-01に対して、MHS-02は、オートマティック車両専用に新たに開発したものです。今回は、環境省 地球環境局長 小林光氏にお話を伺いました。
―弊社のMHS-02を御導入いただきましてありがとうございます。まず、東京で、今後は名古屋、大阪で装着させていただくことになっていますが。
今回は、1番に当省の保健部長の車に搭載しました。大気汚染による公害の対策、被害者の救済を行っている部署で、一番排ガスに気をつけなくてはならない所です。名古屋、大阪は不法投棄の監視用の車に搭載する予定です。やはり、当省から率先して環境対策を実行していかなければという考えから、このMHS-02 を導入しました。
―様々な自動車向けの環境機器の中から、MHSを選択していただいた理由は？
より燃費よく、低公害の自動車に買い換えていくことも重要ですが、現状として今持っている車をどうするか…。MHSは、ＮＯｘの削減と共にＣＯ２削減ができる。
また、エコドライブしようと思っても具体的な数字に結びつけるのは、なかなか難しいのですが、私も試乗してリアルタイムナビの効果も確認し、これは期待できると思いました。
現在、日本の運輸部門のCO2総排出量は、2億6千万トン。その4.5％、1千2百万トンをカットしなければなりません。しかし必要があって走っている交通量をカットすることは簡単にはできない。そうなると、運転の仕方が重要になってきます。
MHSを導入した企業をみると、15～30％くらいＣＯ２を削減している。4.5％カットに対して大変有効な手段であると思っています。物流トラックの場合だと導入費用は、省エネがもたらす効果ですぐに元が取れるので導入しやすい。経済と環境のバランスが大変良い組み合わせですね。
―多くの企業に導入していただくことによって、京都議定書における運輸部門の削減目標に貢献できればと思っています。
そうですね。あとは白ナンバー。普通乗用車ですね。
絶対的に数が多いけれど、物流車両のように距離を走らないから、すぐに導入費用をペイできるというわけにはいかない…。レンタカーなんかに付けるのはどうでしょう？距離も走るし、稼働率も高い。エコドライブとはどんなものか、多くの人に体感してもらえるし、環境に良い走りをすれば、結果的に自分のお財布にも優しいことが実感してもらえるのでは？
― なるほど！早速レンタカー会社にアプローチしてみます（笑）。今までにも、自治体などの要請で、自動車教習所で、また、日本EVクラブさんのエコドライブフェスティバル等で自家用ドライバー向けの走行体験をやらせていただきましたが、皆さん、今まで自分の思っていたエコドライブとだいぶ違うこと、そして僅かな距離の走行体験なのにエコドライブすれば確実にCO2が削減できることにビックリされますね。
MHSは、削減した結果が具体的に数字で把握できるところもいいですね。
環境省では、温暖化対策推進法を春の通常国会で改正してもらいました。それぞれの事業者が自社のCO2排出量を自分で計算し役所を通して公表するというものですが、MHSによってCO2を削減し、把握した数字を発表することにより環境に配慮した物流企業として選ばれていくのではないでしょうか。輸送におけるCO2削減は物流企業のみならず依頼した荷主さんのためにもなりますからね。
―弊社では、お客様から物流にかかわるCO2量のデータを求められることがあります。MHSを導入された物流企業さんからも、「今はCO2排出量の提出は求められていないが、来年あたりは必要になってくるかもしれない。その時に、このシステムはますますいいね」という言葉もいただいています。
そうですね。このデータをそのまま使えるね。
きっと、これからは、そういう時代になるでしょう。CO2に関しては、今までの考え方とは大きく変わっていくでしょうね。環境省でも、率先実行計画を作って、ガソリンの削減にも取り組んでいますので、そういう中でも、MHSを搭載した車両の結果を省エネ成果として発表していきたいですね。
次は、私の局の車、CNG車なんですが、MHSを搭載したいですね。
―HPでの結果発表を楽しみにしています。本日はありがとうございました。
お問い合わせは下記までどうぞ
システム研究所 TEL 026-285-4166
E-mail：webmaster@ecodrive-navigation.com
ウェブサイト：http://www.ecodrive-navigation.com/
ミヤマ物流部 グリーンドライバーキャンペーン レポート 啓発活動によるエコドライブ運動によって大きな成果を得た2001年を基準として、2010年までにさらに23％のCO2削減を実現しようと、今年4月より始まった、このキャンペーン。MHS-01をフルに活用した、ミヤマSDの取り組みにより、大きな効果が現れています。本年のCO2削減目標16.3％（当社2001年比）に対し、既に累計で15.9%の成果が上がっています。10月の燃費向上率は23％を記録しました。今後も、一層の取り組みを進めて参ります。
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