2005.05.01
高分子凝集剤連続溶解装置建設技術審査証明認証を取得。
本年3月、第23回優秀環境装置表彰で中小企業庁長官賞受賞の「高分子凝集剤連続溶解装置」が、新たに、建設技術審査証明認証を取得しました。
建設技術審査証明は、(財)下水道新技術推進機構が認証するもの。国、学識経験者、研究機関などからなる審査証明委員会と技術部門別委員会による厳正な審査の結果、今回、当装置を認証いただきました。
高分子凝集剤を完全溶解させるには、一般的な設備を使った場合、2時間程度を要します。このため、作り置き用の貯留槽設備が必要で、しかも、作り置きした溶解液は、時間の経過と共に劣化し凝集能力が低下する、という大きな問題を抱えています。
ミヤマの高分子凝集剤連続溶解装置は、アクティブロータリーフィルターにより、溶けにくくダマ(継粉)になり易い凝集剤を瞬間的に完全溶解するため、貯留槽を必要とせず、溶解液の劣化も防ぐ画期的技術です(特許取得済み)。
当装置をご使用いただくことで、凝集剤添加量を一般的な設備と比較して2割程度抑えられる他、処理後の脱水ケーキ含水率も良好に抑えられるなど、ランニングコストを大幅に削減することが可能です。また、刻々と変化する気象条件に左右され処理量の予測が難しい雨水対策でも、従来の設備にはない、必要量をリアルタイムに供給できる当装置の機能は高くご評価をいただいており、今後、下水道事業での幅広い活用が見込まれています。
その優れた供給精度を活かし、製紙業における白水回収用薬剤など、高分子凝集剤に留まらない各種粉体の溶解装置としても活用される当装置。排水処理全般にわたって豊富なノウハウと経験を持つミヤマが、お客様のご要望に応じた最適なシステム提案を行います。 詳しくは、弊社営業担当もしくは下記までお問い合わせください。
環境商品事業部
TEL:026-285-4166 E-Mail:k-shouhin1@miyama.net
※掲載内容は発行時点のものです。最新情報についてはお問い合わせください。