2005.02.01
環境トレンド RoHS-ロス-(Restriction on Hazardous Substances)指令
2003年2月、EUではRoHS(ロス)指令(特定有害物質使用禁止指令)が発効しました。RoHS指令は、EUで販売される家電製品などへの、カドミウム、水銀、鉛、六価クロム、ポリ臭化ビフェニル、ポリ臭化ジフェニルエーテル、これら6種の使用を制限するもので、2006年7月1日に施行されます。
これにより、製品・部品・素材にいたるすべての構成要素に対して、化学物質の情報を確実に把握・対応することが必要となり、製品仕様の一部として検査結果を公表する可能性も考えられています。
現在、電気・電子機器メーカー各社は、「品質、コスト、納期」に「環境配慮」を加えて資材を選定・調達する「グリーン調達」を進めており、部品・素材などのサプライヤー企業では、対応のため、代替部品や代替技術の開発が急がれています。
さらに、RoHS指令の対象物質6種の他、広範な化学物質に対するREACH規制など厳しさは増しています。
ミヤマでは、RoHS指令で規定された使用制限物質の分析についても多くの実績があり、お客様のニーズに基づいた最適な分析をご提案します。また、これらの指令・規制に対応するためのコンサルティングや技術のご提案を行っています。
当件に関する詳しい内容につきましては、下記担当までお気軽にお問い合わせください。
環境検査計測事業部
TEL.026-284-5114 E-mail:kensa@miyama.net
RoHS指令に基づく最大許容濃度と前処理/分析機器の一例
※掲載内容は発行時点のものです。最新情報についてはお問い合わせください。