2004.03.01
より安全なサービスを目指して。 セールスドライバー全員が、特定化学物質等作業主任者の資格を取得
ミヤマの物流部門では「輸送品質の向上」をテーマに、より一層の顧客サービスを目指した取り組みを展開しています。
その一環として、収集運搬にあたるSD(セールスドライバー)全員が、この2月、「特定化学物質等作業主任者」の資格を取得しました。
ミヤマではかねてより、独自のノウハウによる二重三重のフェールセーフ機構を組み込んだ専用車両を使用するなど、事故の未然防止、また、万一事故が発生してしまった場合にその影響を最小限にとどめる対策を施して参りました。
そして、これと平行して進めてきたのが、収集運搬に従事するSD(セールスドライバー)への安全教育、エコドライブ教育です。
今回、全SDが特定化学物質等作業主任者の資格を取得したことで、当社がお客様からお預かりする収集運搬物は全て、化学的な基礎知識を有するSDによって安全に運ばれることになります。
当社はかねてより、自社内に物流部門を持つことによって、収集運搬からリサイクル・適正処理に至るまで一貫した処理体制を構築してまいりました。そして、これによってお客様に大きな安心をご提供して参りました。今回、化学的な基礎知識を有するSDが収集運搬業務にあたることにより、お客様に対し有形・無形の安心・安全をお届けすることとなりました。これは、当社がめざす「輸送品質の向上」における大きな柱です。
更なる輸送品質の向上に向けて
当社では、今回の特定化学物質等作業主任者に加え、危険物取扱者の資格を取得するSDも既に70名近くに達しており、今後もより一層の安全教育を行うことにより、お客様に対してよりよい集荷サービスが行えるよう今後とも努めてまいります。
また、SDが日々の業務の中でお客様と積極的にコミュニケートすることも、輸送品質の向上に向けた活動の一つです。コミュニケーションを図る中で頂くお客様からのご意見・ご要望は、いち早く社内にフィードバックし、よりよい対応に向けた参考とさせていただきます。
MHS-01装着で更なる環境負荷軽減へ
ミヤマでは、97年開始のアイドリングストップ運動を皮切りに、エコドライブ運動による環境負荷軽減、省エネ活動を図って参りました。そして今回、当社開発のエコドライブナビゲーションシステムMHS-01を物流部門の全車両に搭載開始。当システムを活用することによって、より実効性のあるエコドライブを実践してまいります。
そして、「総合環境企業」の収集運搬部門として、全てのSDがグリーンドライバーとしてのスキルを身に付けた中で、より環境負荷を少なく、また経済的な走行を実践し、お客様への質の高いサービス、「輸送品質の向上」をめざしてまいります。
特定化学物質等作業主任者とは
特定化学物質等作業主任者は、第1類物質から第3類物質に分かれ、40種類近くある特定化学物質等について、健康障害及びその予防措置に関する知識、作業環境の改善方法に関する知識、保護具に関する知識、関係法令等について、労働大臣認可の指定教習機関が開催する技能講習を終了し、修了試験に合格した者の中から選任されます。
職務内容としては、「作業に従事する労働者が特定化学物質等により汚染されたり、これらを吸収しないように作業の方法を決定し、労働者を指揮する」「局所排気措置、除じん装置、排ガス処理装置、排液処理装置その他労働者が健康障害を受けることを予防するための装置を1ヶ月を越えない期間ごとに点検する」「保護具の使用状況を監視する」とされています。
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