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旧ピジョンポスト

ピジョンポスト Vol.24

2001.08.01

「環境の世紀へ-企業とゼロエミッション」 長野県長野工業高等学校環境システム科 社会人講師講演会

koen02.jpg弊社環境コンサルティング事業部副部長
理学博士 酒井治利

平成13年7月13日、長野市若里市民文化ホールにおいて、長野県長野工業高等学校環境システム科主催の講演会が開催されました。これは年に1回、外部から講師を招き、校内の授業とは別の観点から環境教育を行なうという試みで、本年は弊社に講演のご依頼を頂き、環境コンサルティング事業部副部長酒井が『企業とゼロエミッション』と題して講演いたしました。
内容は、地球温暖化、オゾンホールの破壊、資源の枯渇、人口問題等の現状から、企業のゼロエミッションへの取り組みを、ミヤマの役割、私たちの仕事を、現場での実務を通してお話ししました。今まで廃棄していた廃液の工程内リサイクル、排水処理場での水のリサイクル、メッキ廃液から金属を回収して資源化するなど、環境と経済、両方にメリットをもたらす環境対策の必要性とその手法に、環境システム科の120名の学生さんが熱心に聴講して下さいました。
講演後の質疑応答では、「廃棄物の海外輸出など、世界の中で日本はゼロエミッションの取り組みが遅れているのではないか」「環境問題やゼロエミッションへの取り組みをもっと早く始めなかったのはなぜか」「日本から海外へ進出した企業は現地で環境対策をしているのか」など活発な質問が寄せられました。最後に生徒の代表から、「現在注目を集めている企業のゼロエミッションの内容を具体的に理解することができた。環境システム科の勉強を通して持続可能な社会に貢献できるようになりたい」と、心づよい感想を頂き、次の時代を担う学生の環境教育に少しでもお手伝いできたことを実感した講演会でした。


長野県長野工業高等学校 環境システム科紹介 ■環境システム科設置の経過と背景  -『環境システム科案内』より-

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「近年、我々を取り巻く、生活、作業環境の変化には、目を見張るものがある。その裏には、空気調和、衛生・防災設備及び、これらを集中管理、処理するコンピュータなど先端技術の進歩が大きく寄与している。また、従来の機械、電気、建築、土木、情報、化学等の分野単独では、新技術に対応しにくくなってきており、技術の複合化、融合化がますます進んでいる。
一方、生産性を重視してきた高度経済成長期が終わり、その副産物として地球温暖化やオゾン層の破壊等がもたらされた結果、地球環境の保全が全人類的な課題となってきた。加えて、地球資源の有限化が叫ばれている中、代替クリーンエネルギー、省エネルギーや資源のリサイクル対策が急務となっている。


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以上のような状況の中で、本校でも社会や業界の要請に対応すべく、従来の設備工業系の技術に加え、地球環境に配慮した柔軟で視野の広い技術者の養成を目指して、平成8年度より機械科2学級のうち1学級を転科して本県初の環境システム科を設置した。」
PIGEON POST21号でもご紹介しましたが、クラブ活動としても、ソーラーカー、EVカー、エコカー等の製作、レース参加などを通じて、より実践的でクリエイティブな環境教育を推進していらっしゃいます。


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