1999.04.01
アイドリングストップ運動 ミヤマに生まれた4ヘクタールの「森」、さらなる展開エコドライブ運動開始!
ミヤマでは97年12月から98年11月までの1年間を通じてアイドリング・ストップ運動を展開しました。 対象はミヤマ全車両(収運車輌170台、営業車等161台、その他重機等)で、97年11月のアイドリング・ストップ時間の現状からCO2の年間削減目標を60tと設定。アイドリング・ストップ運動推進委員会をつくり、社内ポスターを掲示し、毎月キャンペーンNEWSを発行し、アイドリング時間のデータ発表、温暖化の現状、アイドリング・ストップの必要性を訴えました。
いままでもアイドリング・ストップの活動はしてきたのですが、こうしてデータを取り、みんなの努力を数字で表すことによって、大きな成果が得られることがわかり、毎月、アイドリング時間が激減してゆきました。結果、目標値の倍、120tものCO2を削減することができました。
自然の中でCO2の浄化役を任されているのが森林です。膨大な量のCO2を吸収し、これにかえて酸素を作り出しているのは皆さんもご存知の通りです。今回のアイドリング・ストップ運動でミヤマが削減したCO2量は、4ヘクタールの森林が一年間に吸収する量に相当します。4ヘクタールといってもちょっとピンとこないのですが、これは当社上越工場(約10,000平方メートル)、分水工場(約6,300平方メートル)、燕工場約22,000平方メートルの敷地面積全て(駐車場分をのぞく)を合わせた以上の広さに相当します。
ミヤマに生まれた4ヘクタールの「森」...もちろんこの森は実在しませんが、今回の運動を通じて私たちミヤマ社員の心の中に生まれた「森」です。この生まれたばかりの小さな「森」をさらに広大な「森」へと育んでゆきたいと思っています。
オリジナルステッカー
大きな成果を収めたアイドリング・ストップ運動の趣旨をさらに拡大し、省エネと環境保護、安全運転を実現するため、エコ・ドライブ運動を99年3月からスタートしました。 エコ・ドライブ運動とは
1. 計画ドライブ
2. 適正空気圧
3. 身軽な運転
4. 円滑発進
5. アイドリング・ストップ
6. やさしいアクセル操作
7. 安定走行
8. 等速走行
以上の8項目を実行することにより、環境に優しい運転をしようというものです。今回の運動の目標は対象車輌331台で、・燃費10%向上(アイドリング・ストップによる数値含む)・アイドリング・ストップによるCO2削減量135tです。燃費は昨年一年間の平均燃費をベースとした目標で、これによって削減できる燃料はドラム缶(200リットル)換算で1700本分に相当します。またアイドリング・ストップによるCO2削減量は前年の運動で達成した削減量120tに12.5%プラスした数値です。これによってミヤマの「森」は4ヘクタールから4.5ヘクタールに拡大することになります。このエコ・ドライブ運動、全社をあげて推進してゆきたいと思います。
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