1998.06.01
INTERVIEW 女性エンジニアに聞く。
女性の活躍がめざましい昨今、ミヤマでもたくさんの女性が活躍しています。今回は環境商品事業部設計グループ第二課刀根川ひろ江さんを紹介させて頂きます。
-圧搾式フィルタープレス第1号機の完成、おめでとうございます。初めて自分で設計した装置ができあがるのは、どんな気持ちですか。
ありがとうございます。装置が組み上り、試運転の時は本当に動いてくれるんだろうか?脱水テストの時はケーキができてくれるんだろうかとハラハラドキドキしどおしでした。皆さんのお陰で思いどおりの装置ができて、もううれしくて…。
-装置のすべてを設計したのは今回が初めてですが、今まではどんな仕事をしていましたか。
設計のトレース、パーツ部分の設計をしていました。今回、初めて全ての設計を任されましたが、当部では設計、部品の選定、加工、組み立て、試運転から納入まで、設計担当者が全て責任を持つことになっています。
-流れ作業的な仕事ではないのですね。
はい。製造、加工、皆さんと作りあげてゆくのですが、設計から納入先のお客様のアフターフォローまで自分で把握してゆくわけですから達成感がありますし、また技術や改良点など次の仕事に生かせます。
-一台一台オーダーメイドともいえるミヤマの脱水機ですが、他社との差、ポイントなどはありますか。
脱水機というとほとんどどのメーカーのものも同じとみられがちですが、廃棄物、排水処理ラインを良く知るミヤマならではという点はたくさんあります。現場を良く知っているということから新しいプランがどんどん出てきます。 まず第一に安全性が高いということです。サイドフレームの下に停止スイッチが付いていて、どこをタッチしても停止する設計になっているので、操作盤まで行かなくても緊急停止できます。第二に操作勝手がよいということ。第三には圧搾するものをよく考え、最適な部品を選んでいるので耐久性に勝れている。などが他社との差だと思います。
-設計に新しいプランを取り入れるのは大切だと思いますが、それを型にするのは大変でしょうね。
実際に作ってみますと、新しいプランがうまくゆくまで何度もやり直しが必要です。加工製造部分に負うところも多くありますが、環境商品事業部には製造部門「EM開発センター」があるので、納得がゆくまでみんなでがんばっています。
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