2012.09.03
高純度フッ酸原料、製造開始のお知らせ [PIGEON POST vol.11]
フッ素系廃液を対象としたフッ化カルシウム(CaF2)精製の高純度化技術を実現し、フッ酸原料として製造工程でも使用可能な品質でのリサイクルを可能としました。また、これまでのリサイクル対象は廃フッ酸の単一廃液等に限定されていましたが、本技術では硝酸・酢酸、アンモニア等との混酸廃液からも抽出・精製が可能です。これに伴い、上越工場では専用ラインを設置するなど設備を拡張、フッ素系廃液の受け入れを強化しています。
※半導体や液晶パネルなどの製造に欠くことのできないフッ酸。その原料となるフッ素は自然界に多く存在する元素ですが、産業用に使用可能な高純度のものは少なく、枯渇が懸念されている天然資源のひとつです。
【対象業種】
半導体製造業、ガラス製造業、表面処理業など
【対象廃液】
エッチング液、剥離液など表面処理工程より排出される硝酸、酢酸、アンモニア等を含む混酸廃液など
<ミヤマのリサイクルポリシー>
ミヤマでは、取り出す物質を鉱山から採掘・精製したのと同程度まで高純度化し、排出元の製造工程でも再利用可能な原料とするリサイクルを追求しています。希少資源の安定供給に向け、今後も技術開発を進めて参ります。
産業廃棄物のリサイクル・処理のお問い合わせは弊社営業担当又は下記までお気軽にどうぞ。
環境整備事業部
TEL:026-285-4183
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